2024年2月2日放送
㈱木村設計A・T 代表取締役会長 木村清且様（後編）
前回に引き続き木村さんのお話です。
木村さんが思い描いている
「日本メルヘン街道構想」という構想があります。
勤めていた会社の退職金で出かけた
3週間の「ドイツ・メルヘン街道の旅」。
「赤ずきん」「七人のこびと」など、よく知られた物語の舞台が各地に点在し、
それらがつながって観光ルートになっているメルヘン街道。
各所に子供から大人までいろんな人が楽しめるような場があり、
入館料などで各地域にお金が落ち、
経済が回るような仕組ができていました。
この600キロにわたるメルヘン街道に
大勢の観光客が訪れているのを見て、
木村さんは「これを花巻にも作りたい！」と思ったそうです。
もちろん花巻と言えば宮沢賢治、ですね。
木村さんが描いたルートは、まず「イーハトーブライン」から。
三陸から花巻ほか岩手内陸を通り、秋田を抜けて海を越え、
中国からドイツまで…。夢の構想が広がります。
花巻には沢山の文化財・貴重な建物もあり、
こういった保存活動にも力を注いでいる木村さん。
いろんな「点」が平面では地域と地域を結び、
時間軸で見ると、親から子へ、孫の世代へとつながっていく。
木村さんのお話を伺っていて、そんなことを思いました。
日本のメルヘン街道「イーハトーブライン」ができたら
旅してみたいですね。
木村さん、前編後編にわたって
楽しいお話の数々、ありがとうございました。
（味園より）